〜真岡新聞(2009/06/19号)〜


 
 
名門復活へ快進撃
真岡高サッカー部が18年ぶり関東準V
インターハイ県予選も好調8強入り
<2009.6.19号>
 真岡高校サッカー部(菊地隆之監督)が6月2日まで3日間、埼玉県熊谷市などで行われた第52回関東高校サッカー大会で準優勝を勝ち取った。関東大会の準優勝は、元Jリーガー上野優作さんが主将で活躍した1991(平成3)年以来、実に18年ぶりの快挙。次は現在開催中のインターハイ(全国高校総体)県予選の優勝で3年ぶりの全国大会出場を目指す。
 県高校総体で3年ぶりの優勝を果たした真岡は、関東8都県の第1代表8校が覇を競うAグループに出場。
 1回戦で東京学館(千葉)を2―0で撃破、準決勝は西武台(埼玉)と1―1の同点から延長後半の終了5分前、FW櫻井寛太の左サイドからのパスをMF柴田晃佑が中央から蹴り込んで決勝点をあげ勝利した。
 決勝の対戦相手は山梨学院大付属。真岡はFW穴澤聡がたびたび相手DFラインの背後にパスを出して攻め立てるも、山学守備に阻まれて得点ならず、両者一進一退の展開。延長に入り、真岡に疲れが出たスキをつかれて3点を奪われ、初優勝を逃した。
 大会後、GK柳岡拓磨、MF高橋諒選手が優秀選手に選ばれた。
 菊地監督は「選手に80分間持続して戦える集中力と粘りがついた。関東の強豪と戦い、自分たちのプレーが通用するのだと、今後につながる自信になったはずだ」という。
 高島知宏主将は「準優勝でインターハイ県予選に向けて自信がついた。関東でもサイド攻撃と守備が通用した。中央攻撃で相手を崩す練習を重ね、インターハイで1戦1戦勝ちに行き、優勝を目指す」と意気込みを語った。
 インターハイ県予選は5月31日に開幕し、真岡は第3シード。13日の4回戦で烏山を2―0、14日の準々決勝でさくら清修をPK戦(0―0PK4―3)で破り、20日に佐野日大との準決勝に臨む。
【真岡高メンバー】監督=菊地隆之▽選手《GK》柳岡拓磨、的場洋介《DF》村上勇理、本間隆義、福田純央、松崎光平、小崎峻《MF》高林亮吾、柴田晃佑、高橋諒、若目田正志、落合健太、佐伯哲郎《FW》郡司真弥、櫻井寛大、高島知宏(主将)、穴澤聡、深津尚希